現在、医療関係のお仕事をしており、仕事場まで自転車で通勤していて、常に自転車と共にある名人。全日本シクロクロス選手権では最高3位入賞、関西シクロクロスでは40歳以上のマスターの部で年間チャンピオンになるなどハイレベルの自転車乗り。
■自転車に乗るきっかけ
以前はロードバイクを短距離の通勤に使うだけだったり、自転車乗りの奥さんにマウンテンバイクを薦められてもあまり続かなかったり。自転車を本格的に楽しむようになったのは、奈良に来て41歳になってからのことでした。ただ移動手段として乗っていた頃は自分の中に自転車を楽しむという文化がなく、今思えば面白い場所もただ通り過ぎてしまっていたとのこと。自転車の楽しさを知ってからは、通勤時に遠回りをしたり山道を登ったりと奈良でトレーニングを積み、大会で様々な賞を手にしてこられました。親子でトレーニングをすることも多く、練習しない日が続くとストレスがたまってしまうくらい自転車に夢中の日々を送っていらっしゃいます。
■シクロクロスに没頭
シクロクロスは技術がためされる部分が多く、泥・砂・砂利など様々なセクションがあるのが面白いところ。自転車を担いで階段をのぼるところもあり、障害物競走のよう。走る時間も30分~1時間くらいでお手頃だし、うまくいかなくても失敗自体を笑える雰囲気が魅力です。ロードレースの大会と違ってそれほどスピードが出ず安全で、周回コースだから一緒に参加した人と離れても完全に見失うことがなく、家族参加にも向いています。また、シクロクロスには子供レースもあります。家族と一緒に参加した子供が親に憧れたり、親の背中を追いかけるように自分もメダルを目指したり、というロマンもあるでしょう。家族との時間を大切にする大河内さんは、なんと12月の大会にはサンタ姿でレースに出る予定だとか。これからもシクロクロスを楽しい家族イベントとして続けていくそうです。